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椿教授らの共同研究がJST「未来社会創造事業」に採択されました

平成29年度のJST『未来社会創造事業』「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」に採択

理工学研究部(工学)の椿教授と、新日鐵住金株式会社・新日鐵住金エンジニアリング株式会社との共同研究が、平成29年度から新規発足されたJST『未来社会創造事業』一期目に採択されました。 JST『未来社会創造事業』は、従来のJST四事業が統合されたものです。

本事業においては、二酸化炭素の水素化をメタノール経由ルートあるいはFT合成(Fischer-Tropsch合成)ルートを経由して実施し、軽油、ガソリン、LPG、ジェット燃料といったエネルギー製品、および軽質オレフィン、芳香族等の化学品まで選択的に合成します。これに合わせて、新規な触媒概念と触媒反応場を設計し、これらの複数反応工程から構成する連続反応をできる限り一括で遂行するsimple chemistryを追求します。二酸化炭素と水素ソースである天然ガス(共に温室効果ガス)の同時変換技術も開発します。

5年後、製鐵所の高炉ガスから出た二酸化炭素を付加価値の高いエネルギー製品と化学品まで製造する新規プラントを目指します。

  • 研究開発課題名:二酸化炭素からの新しいGas-To-Liquid 触媒技術
  • 研究開発代表者:椿 範立 富山大学大学院理工学研究部(工学)教授
  • 共同研究グループ:新日鉄住金株式会社、新日鉄住金エンジニアリング株式会社
  • 実施予定期間:平成29年11月1日 から4年間5か月
  • 公開先:http://www.jst.go.jp/pr/info/info1290/besshi1.html
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