環境応用化学科の石山達也講師が日本分子科学会において分子科学会奨励賞を受賞しました。

分子科学会奨励賞は、分子科学研究分野において質の高い研究成果を挙げ、分子科学の発展に寄与したと 認められる若手研究者に贈られる賞です。同氏は、計算化学的手法(主に分子シミュレーション)を用いて 液体界面の構造、分光、輸送現象に関わる多くの問題に取り組んできました。特に、水の分子振動に伴う 電子状態変化や液体中での電子分極効果を取り入れた分子モデリングの開発、水界面での水素結合構造や 分子配向構造、界面での振動スペクトルの理論計算，気液界面での蒸発・凝縮といった分子輸送機構の 問題に関する研究を行い、界面分子科学の発展に貢献した業績が評価されました。

授賞式は9月21日の第8回分子科学討論会総会にて執り行われる予定です。