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富山大学大学院理工学教育部修士課程材料機能工学専攻1年の西窪真也君が第14回アルミニウム合金国際会議で優秀学生ポスター発表賞を受賞しました

2014年6月15-18日とノルウェー・トロンハイム市のノルウェー科学技術大学(NTNU)で開催された第14回アルミニウム合金国際会議で、富山大学大学院理工学教育部修士課程 材料機能工学専攻1年の西窪真也(にしくぼ まさや)君が優秀学生ポスター発表賞を受賞した。本国際会議は2年に一度開催されており、今回は世界13か国より約350名が参加し、約220件の学術講演が行われ、その中の42件のポスター発表について、事前の概要審査と当日の質疑応答での審査が行われ、総合得点の高い学生2名のみが表彰された。多数の博士課程の学生が発表する中での受賞に、名前を呼ばれた瞬間、当人は最初全く気づかず、周りの級友に促されて大変驚いていた。西窪君は6000系アルミニウム合金と呼ばれるAl-Mg-Si系合金をより強くする研究を行っており、その中で、1%以下の微量な銅と銀を2つ同時に添加することがよいことを見つけた。そして銅と銀の比率を変化させた合金を熱処理し、合金中に現れる金属間化合物の熱処理時間に対する構造変化を高分解能透過型電子顕微鏡で詳細に調べ、銅と銀がそれぞれ受け持つ役割を明らかにした。これにより、性能としては大変良いが、高価である銀の添加量を1/3に減らすことが可能になった。

富山大学大学院理工学教育部修士課程材料機能工学専攻1年の西窪真也君

 

表彰賞状を手に。左から副実行委員長B.Holmedal教授(NTNU)、西窪真也君、実行委員長K.Marthinsen教授(NTNU)

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