金属軸受が使用できない場合の第一選択肢として
一般に使用されている金属軸受(軸受用鋼)では、特殊な工業用途では使用できない。なぜなら、無潤滑剤環境、低発塵環境、腐食環境など、様々な要求に応える必要があるからである。本研究グループは射出成型素材を使用せず、これらを満たす高機能樹脂軸受を全機械加工により開発してきた。リテーナー・軌道輪の温度管理を行い、高精度・静音化・低発塵化を単一材料のプラスチック軸受で達成する。この位置決め用軸受はロボットの関節などの軽量装置にも適用可能である。
我々は無潤滑環境下におけるベアリングの破壊に対し、熱融解や摩耗が支配的であることを示してきた。また、潤滑環境ではフレーキングによる破壊が支配的であるため、転がり疲労下のせん断応力場を明らかにすることが決定的に重要であることを示してきた。
SUJ2鋼のより広範な使用を目的として
本研究は繰返し焼入れによる結晶粒微細化と高強度鋼の高サイクル疲労下における疲労起点介在物の組み合わせによる研究を行うものである。
木田勝之教授
Katsuyuki Kida, professor
略歴
専門分野
主な業績
Google scholar -Katsuyuki Kida
https://scholar.google.com/citations?user=oSHLEFoAAAAJ&hl=en
Research ID
Research ID G-2315-20111
http://www.researcherid.com/rid/G-2315-2011
溝部浩志郎助教
Koshiro MIZOBE, assistant professor
略歴
平成17年3月 福岡県立福岡高校 卒業
平成18年4月 九州大学工学部機械航空工学科 入学
平成22年3月 同上 卒業
平成22年4月 九州大学大学院工学府水素エネルギーシステム専攻博士前期課程 入学
平成23年3月 同上 修了
平成23年4月 九州大学大学院工学府水素エネルギーシステム専攻博士後期課程 進学
平成25年9月 同上 博士号取得
職歴
平成25年4月 学術振興会特別研究員(DC2)採用
10月 学術振興会特別研究員(PD)資格変更
平成27年4月 国立大学法人富山大学 助教採用
現在に至る
学位・資格等
博士(工学)
専門分野
Researcher ID: G-2358-2011
http://www.researcherid.com/rid/G-2358-2011
SCOPUS: 著者ID: 55649570543
https://www.scopus.com/authid/detail.uri?authorId=55649570543
Google scholar:
https://scholar.google.com/citations?user=PvQQWD4AAAAJ&hl=en
ORCID
https://orcid.org/0000-0002-4163-0581
Researche map
https://researchmap.jp/kmizobe/
富山大学研究者総覧
http://evaweb.u-toyama.ac.jp/html/100000768_ja.html
主な業績
Koshiro Mizobe, Masahiro Inagaki, Katsuyuki Kida, Observation of fracture behavior of 3D printed specimens under rolling contact fatigue in water, Committee of international conference on composite material, polymer science and engineering, June 24-25, 2017
松枝剛広助教
Takahiro Matsueda, assistant professor
略歴
松枝先生は、2024/4/1から鈴鹿工業高等専門学校へご栄転されます。