多種標識粒子測定法によるオルガネラランドスケープ解析
2024.11.1
東大に所属していた時の仕事が論文としてPros Biologyに発表されました。これまで細胞内オルガネラの複雑な相互作用と分布を高分解能で同時に観察・解析することは困難でした。そこで、細胞破砕後の個別オルガネラ粒子を解析対象とし、7種の主要オルガネラの同時解析・可視化に成功しました。この手法を用いることによって、小胞体-ミトコンドリア接触部位の検出や、EGFとトランスフェリンの異なるエンドサイトーシス経路を反映したクラスター遷移の可視化にも成功しました。未知のオルガネラサブタイプの同定、さまざまな条件下でのオルガネラ動態の包括的評価、疾患モデルにおけるオルガネラ異常の多面的解析が可能となります。
リンク:https://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/PR/2024/release_20240918.pdf