eLife誌へ論文が採択されました
2024.4.8
マウス胎児の臓側内胚葉細胞は非常に大きなエンドソームを持ちます。この利点を生かしてこの研究では、エンドソームの融合過程を可視化しました。すると同じエンドソームであっても誰と融合するかで、融合する際の膜の変形パターンが異なっていることを見つけました。数理モデル解析を行うと、この融合パターンの違いには、小胞の大きさが大きく関わっていることが分かりました。またそこに「揺らぎの力」を与えると融合パターンが変化すること、細胞内ではエンドソームの周りに存在するアクチン繊維によって生じる力がこの揺らぎの力として働いていることを見出しました。研究を進めるためには良い材料を見つけることの大切さを痛感した論文です!