Research and development of compressive spectral imaging using structured illumination
圧縮センシングは,観測対象データのスパース性を利用して少ない観測データから画像などの対象を復元する手法です.我々のグループでは,ランダムに構造化された照明パターンの直接観測データと対象からの反射光,蛍光,散乱光等の分光計測データから対象画像を再構成する圧縮分光イメージングシステムの開発を行っています.このシステムでは高速にフルスペクトルの分光イメージを取得することが可能なほか,ラマン散乱光等の微弱光イメージングや散乱体の深部イメージングなどさまざまな応用展開が期待できます.
▲圧縮分光イメージングシステムの内視鏡応用
Single-fiber imaging
レンズやイメージセンサを用いることなく光ファイバ1本で画像を取得できれば,髪の毛よりも細い内視鏡を実現することができます.我々のグループでは,マルチモードファイバの複雑な伝搬特性を利用し,スペクトル符号化技術や前述の圧縮センシングを基礎とした単一ファイバイメージングシステムの開発を行っています.これまでに到達できなかった胆管・膵管・気管支等の末端観察や低侵襲な脳神経観察などへの応用展開を目指しています.
▲波長可変レーザを用いた単一ファイバイメージングシステム
Specialty fiber optic device
光ファイバは,光医療を支える基幹デバイスです.生体内における光の照射・検出,構造化照明の生成,装置間の光伝送,分波・合波を実現する特殊光ファイバデバイスの設計と製作を行っています.
◀熱画像伝送用中空ファイババンドル
片桐 崇史教授
Takashi KATAGIRI, Professor
略歴
東北大学大学院博士課程修了、独立行政法人理化学研究所基礎科学特別研究員、キヤノン株式会社総合R&D本部、東北大学大学院工学研究科助教、東北大学大学院工学研究科准教授、富山大学大学院理工学研究部教授、現在に至る
学位・資格等
博士(工学)
専門分野
光量子科学、分光学、バイオフォトニクス、計算光学
小山 卓耶助教
Takuya KOYAMA
略歴
東北大学大学院医工学研究科博士後期課程修了、キヤノンメディカルシステムズ株式会社研究開発センター、富山大学学術研究部工学系助教、現在に至る。
学位・資格等
博士(医工学)
専門分野
分光学,バイオフォトニクス
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