"コンピューターシミュレーション"によりみえてくる分子の世界
分子のふるまいに潜む謎
私たちが住む"物質世界"の本質が、分子シミュレーションで明らかになっていく
コンピューターの力で分子運動を再現し、あらゆる物理・化学現象を原子・分子レベルから解析します
「分子動力学シミュレーション」という手法を用います。シミュレーションの中では、個々の分子に特有の力(分子間力)が働きますが、それらを量子化学に基づく原理に従いモデル化します。モデル化された分子間力に対して、原子核に対する運動方程式を解くことによって、コンピューターの中で分子が動き始めます。分子が動いた軌跡から、統計的手法により実験観測量、分子構造、分子ダイナミクスを解析し、実験だけでは解決できない問題にアプローチしていきます。詳しい研究内容はこちら。
石山 達也准教授
Tatsuya ISHIYAMA
略歴
北海道大学工学部卒業、北海道大学大学院工学研究科博士課程修了、自然科学研究機構分子科学研究所 博士研究員、東北大学大学院理学研究科化学専攻 助教、富山大学大学院理工学研究部 講師、富山大学大学院理工学研究部 准教授、現在に至る
学位・資格等
博士(工学)
専門分野
界面分子科学、計算化学、分子シミュレーション
主な業績
詳しくは研究室オリジナルHPをご覧ください。
2006 日本機械学会奨励賞(研究)
2014 分子科学会奨励賞
2016 分子シミュレーション研究会学術賞
2019 とやま賞
2019 宇部興産学術奨励賞
2020 IAPWS Helmholtz Award
2016-2019 科学研究費 基盤(B)「水界面の分子構造とダイナミクスの解明および生体膜界面研究への展開」代表:石山達也
2013-2015 科学研究費 基盤(C)「水,氷の表面,界面構造の解明」代表:石山達也
2010-2012 科学研究費 若手(B)「水溶性エアロゾル界面が担う大気反応過程の解明」代表:石山達也
2008-2009 科学研究費 若手(B)「大気化学反応における水溶液界面構造とその役割の解明」代表:石山達也
2018 ほくぎん若手研究者助成金
2017 富山第一銀行研究者助成金
2016 Toyama Science GALA